今回は趣味部屋について設計目線のポイントを書いていきます。
せっかく理想の家をつくるのであれば趣味に没頭できる部屋を計画したいと思う方も多いですね。
家の中で出来る趣味といえば、映画鑑賞・音楽鑑賞・読書・楽器演奏・車やバイク・コレクションを飾るなど多岐にわたります。
好きなことを好きなだけ没頭できる部屋が家にあったら生活も一段と楽しくなります!
日常生活にメリハリをつけたり、おうち時間を楽しむ為には自分自身がゆっくり過ごせる空間をつくることは大切です。
趣味の部屋があれば、わざわざ外出する必要もないので、ちょっとした空き時間でも気分転換出来るのが魅力です。
それでは趣味部屋を計画する際のポイントを解説していきます。
コロナ禍をきっかけに自宅で過ごす時間が増えたという方も多いのではないでしょうか。
家づくりをする中で「おうち時間の充実」が大きなテーマになってきました。
大人でも好きなことに没頭できる趣味部屋が欲しい!と考えて計画するご家族もたくさんいます。
自分の好きなことが家で自由に楽しめれば、日々の疲れやストレスを解消するにはぴったりです。
また、仕事の取り組み方も変わってきて自宅でリモートワークをする方も増えましたので、仕事とプライベートを切り替えるために趣味部屋をつくることはおススメです。
・ストレス発散になる
ストレス解消と趣味がイコールになっている方も多く、趣味に打ち込むことでストレスを軽減する効果があります。
仕事は忙しく上手にストレスが解消できないときは、思いっきり楽しむ時間をつくってストレスを溜め込まずにオンオフを切り替えましょう。
・リフレッシュできる
自分の好みにした空間で過ごすことが出来たら、気分もリフレッシュします。
仕事の合間や帰宅後にリラックスすることで、また仕事頑張ろうって思えるのではないでしょうか。
・趣味の時間に没頭できる
家族と一緒に生活していても他の家族を気にせず、自身の好きなことに没頭しやすくなります。
周囲を気にしなくてよいので、気付けば何時間も没頭していたりすることも。このような一人の時間を充実させることは、現代社会を生きるうえでは有意義な時間の使い方と言えます。
・シアタールーム
自宅で映画などを大画面で楽しむための設備が整った専用の部屋です。
迫力ある映像や音を自宅で思う存分楽しめます。
・トレーニングルーム
いつでも好きなときに筋トレをしたい方には魅力があるのではないでしょうか。
賃貸では重い器具を置くことは難しいので、あらかじめ補強をした部屋なら安心して思い切りトレーニングが出来るのも新築のメリットです。
・読書部屋
とにかくありったけの本を本棚に詰め込めます。
お気に入りの音楽と飲み物を持ち込んで、本の世界を満喫できます。
・車、バイク部屋
車やバイクをいじくるためにガレージを趣味部屋として活用します。
愛車を近くで眺められるので車、バイク好きにはおススメ。
・サウナルーム
最近ではサウナを自宅で楽しみたいという方もいます。
本格的なサウナを自宅に作りたい!という人は、サウナ室を設けてドライサウナを導入すること可能です。
・ロフトや屋根裏部屋を活用する
趣味の部屋が用意できなくてもロフトや屋根裏のデッドスペースを活用してみましょう。
通常は天井材で塞いでしまう空間ですが、ここを上手に使って趣味を楽しむスペースがつくれます。
ロフト・屋根裏部屋は天井高が最大1.4メートルと制限がありますが、秘密基地のような空間だからこそ読書や仕事に没頭する場所として利用することが出来ます。
注意したい点は、家の中でいちばん高い所にあるので熱がこもりやすいということです。
エアコンを取り付けるか、または2階とのつながりを考えて空気を循環させることを忘れずに。
・趣味に合わせたインテリアを取り入れる
インテリアも趣味の趣向に合わせることで、より自分好みの部屋にしたり、統一感のあるセンスある部屋に仕上げることが出来ます。
例えば、ギターなどの楽器やレコードを部屋にディスプレイする場合は、艶の無い壁などとマッチします。
ガレージスペースなら、定番のアメリカンスタイルから、1~2種類くらいでベーシックな色で統一したモダンでスタイリッシュなガレージもおしゃれです。
・作業のしやすさを考える
趣味に没頭するためには、しっかりとした作業環境を整えましょう。
例えば、デスクを配置するにしてもコンセントの位置が重要になります。
デスク周りに複数の機器のコードが乱雑にならないように、整理整頓しやすいようにあらかじめ配置場所のレイアウトを計画することがおすすめです。
・用途に沿った広さを決める
趣味部屋を作る際に目的をはっきりと定めずにつくってしまって、のちのち後悔するなんてことも。
実用的な趣味部屋を作るためには、空間の使い方や必要な家具や道具などを具体的にイメージしながらレイアウトや必要なスペースを考えていくのが大切です。
例えば、映画鑑賞や音楽鑑賞、楽器演奏が目的であれば防音対策を重視する必要があります。
読書を楽しむスペースなら、本の量に合わせた本棚を設置しましょう。
こうした要素を考慮しながら趣味に合った部屋の広さが重要になります。
・収納スペースを確保する
趣味部屋をより便利な空間にするためには、収納についても考えましょう。
その趣味に合った作業台や収納スペースを造作しておくと空間の有効活用が出来ます。
可動式の造り棚であれば、収納するサイズに合わせることが出来るので重宝します。
本棚など天井まで壁一面を使えば、大容量の収納スペースを確保出来ます。
棚を置くだけと違い、家の建築中に造作するので地震時も転倒の心配がありません。
楽器やアウトドア用品を収納したい場合は、設計の段階でしっかりと計画していきましょう。楽器専用のフックを取り付けたり、屋外で使用するものについては汚れても大丈夫なようにしたり、強度と使いやすさ、手入れのしやすさを考慮して計画することが大切です。
家に趣味部屋をつくるなんて贅沢かなと思っても、家で過ごす時間が充実すればご家族の人生を豊かにしていけます。
毎日がさらに楽しくなって、暮らしがもっと豊かになる
自分らしく「好きなこと」にとことん楽しめる空間づくりは、わが家だからこそ出来る楽しさです。
それでは、楽しい家づくりを!