無垢フローリングでよく使われる素材はなーに?

さて、今回は前回に引き続き床材について解説をしていこうと思います。
前回はそれぞれの種類のメリット・デメリットについて解説しました。
今回は、前述で記載した『無垢フローリング』で実際に住宅会社さんがどういう素材を使っているのか?さらにはお客様がどのような素材を選ぶ傾向があるのかについて解説していこうと思います。

この床の素材一つで家の中の雰囲気がガラッと変わりますので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。

では早速本題に入っていきます。
無垢フローリングで主に使われているのは
・ヒノキ
・スギ
・アカシア
・パイン
・ウォールナット
・オーク
などなど
他にもたくさんありますが、書きすぎると筆者の腕がパンパンになってしまうのと、今ご覧になっているあなたがわからなくなってしまうので、今回は主な主要無垢材について解説をしていこうと思います。

では1つずつ解説をしていこうと思います。

ヒノキ

ヒノキは古くから使われており、主に神社やお寺などを建てる際の建材として使われています。有名どころで言うと法隆寺はヒノキをメインで使われていて数百年以上、高い品質を保ち続ける高級素材です。

≪メリット≫
・耐久性が高い
・木のほどよい香りを感じられる
・抗菌効果
・加工がしやすい
等が挙げられます。

≪デメリット≫
・反りを起こす場合がある(他の無垢材同様)
・傷がつきやすい
・高価
等が挙げられます。

多くの住宅会社で使われていますが、実際のお客様事情を見ると、ヒノキは高価になってしまうので他の素材を選ばれることが多いようです。
ですが、少し頑張ってヒノキを選ばれた場合は、ヒノキが光をしっかり吸収して反射をしてくれるので、部屋全体が明るくなり快適なマイホームライフを送ることが出来ます。

スギ

スギは主に本州や九州に生えている木の種類で素材自体は柔らかく肌ざわりなどがとても良い素材です。

≪メリット≫
・断熱性に優れていて温もりを感じられる
・通気性、防水性に優れている
・柔らか素材なので衝撃を吸収

≪デメリット≫
・へこみや傷がつきやすい
・調湿の繰り返しで収縮が起きやすくなる
・汚れやすい

アカシア

アカシアは東南アジアなどのインドネシアなどの国の原産が多く最近の家づくりでアカシア特有の色合いなどが好まれ、よく使われる素材となりました。色合いは黄色~茶色の色味でちょっとした落ち着いた雰囲気の部屋を演出することが出来ます。

≪メリット≫
・似たようなものがなく、独自の素材に
・比較的安い
・濃い色合いで落ち着いた雰囲気を演出できる
・収縮が少ない

≪デメリット≫
・硬い素材の為、床が冷たく感じる

パイン

パイン材とは素朴な見た目で節が多いのが特徴的な素材です。
色味は白っぽく明るい雰囲気を醸し出すことが出来ます。

≪メリット≫
・柔らかい素材で快適に過ごせる
・香りが強く、心地よい
・コストが安い

≪デメリット≫
・調湿を繰り返し、反りを起こす可能性がある
・経年劣化で色合いが濃くなる(メリットにもなる)
・傷がつきやすい

ウォールナット

※筆者が一番大好きな素材です。
ウォールナットはアメリカやカナダなどが原産地で無垢フローリングの中でも非常に高価な素材です。高価な反面、ツヤがあり落ち着いた色合いで高級感が出る無垢材の中で1,2を争うほどの高級素材です。

≪メリット≫
・耐久性に優れている
・収縮しにくい
・色合いが深くバーのような雰囲気を出すことが出来る

≪デメリット≫
・価格が高い
・色合いが逆に明るくなってくる可能性がある
・ホコリなどの汚れが目立ちやすい

オーク

無垢フローリングの中でも比較的コストが安く、多くの住宅会社の標準仕様などで使われるオーク材。よく住宅会社の名称でナラなどで記載されることが多いが、これはオークの中の種類でナラがあると考えて頂ければ幸いです。オークの中には種類がたくさんあり、色合いが薄いものから赤みが買っているものまで種類が豊富で家を建てる方も多く採用されています。

≪メリット≫
・価格が安い
・耐久性・耐水性に優れている
・防虫効果がある
・伸縮が少ない

≪デメリット≫
・足元がひんやりする可能性が高い
・柔軟性が低いため素材も硬い

 

以上となります。
最後まとめに入りますが、多くの住宅会社が採用していて多くのお客様が選ばれている素材として
・ヒノキ
・スギ
・アカシア
・パイン
・ウォールナット
・オーク
が挙げられました。

今回の記事だけではメリットデメリットがうまく伝わってこない可能性もありますが、一つ注意してもらいたいのはそれぞれメリットデメリットがあること。その中ですべてが全て自分が気にいるものは無いと思います。

なので、今回のメリットデメリットからさらに、「取り入れた際、家の雰囲気はどうなるのか?」をしっかり念頭に置き、シミュレーションが出来るか住宅会社に頼んで目で見て把握できるようにしてください。

ちょっとした色合いでも家の雰囲気はガラッと変わりますので、必ずやっていただけると幸いです。

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