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ツーバイフォー工法はメリットがたくさん。ですが、、、

今回は家づくりを考えたことある方なら聞いたことある軸組在来工法そして、ツーバイフォー工法について解説していこうと思います。

「聞いたことはあるけど、それぞれの良さ悪さってなんなの?」という声をよく聞くのですが、それを出来る限り、、、話していこうと思います。

まず簡単に軸組在来工法とツーバイフォー工法とは何?という方に簡単に紹介。

軸組在来工法:昔の技術を簡略化させた木材を使った建築方法です。柱と梁を組み家の骨組みを作り、地震や風などの水平方向にかかる力に対しては筋交いなどでカバーをする工法です。

ツーバイフォー工法:2×4インチの断面を持つパネルを床や壁に敷き詰めて家を造っていきます。パネルを使うので、地震などの災害にとても強いです。

この2つの工法でどちらかが勝っているというわけではなく、お客さんのスタイルによっても選ぶポイントは変わってくるのではないでしょうか。
なので今回は双方のメリット・デメリットをお伝えさせていただき、お客様自身で判断できるようにしてもらいたいと思っています。

結論からお伝えさせていただきます。

広い空間で大きな窓のある家が良い人にはツーバイフォー工法ではなく耐力パネルを使用した木造軸組み工法がおすすめです。
理由は明確です。ツーバイフォー工法のメリットでもあるのですが、金額自体は無駄に木材を使うわけではないので、金額は安く済みますが間取りの制限などが多く広い空間や大きな窓がつけることが難しいからです。

さらにツーバイフォー工法に関しては、構造上必要なパネルをくみ上げて家を造っていくので後から壁を取って空間を作ったり、壁を移動した利することが出来ません。

理由としては耐震性能の部分に大きく影響するからです。
主に壁から家の倒壊防止や耐震を取っているため簡単に構造を変えることが出来ません。
だからこそ壁をぶち抜いて広い空間にするリフォームや増築などの可能性や今後していきたいなと考えている場合は正直おすすめはできません。

だからこそ今「軸組在来工法を考えている」もしくは「ツーバイフォー工法を考えている」という考えがある方はぜひ最後まで記事をご覧ください。

この記事を読んでいただきご自身で判断頂ければ幸いです。

ツーバイフォーメリット

  1. 金額を安くできる
  2. 低価格で性能面が優れる

それでは順々に話をしていこうと思います。

1.金額を安くできる

先ほどもお伝えさせていただきましたが、ツーバイフォー工法で家を建てる場合、軸組在来工法と比べて金額を安くすることが出来ます。

コロナ以後、ずっと上がり続けている資材や建材があるからこそ選ばれいている率は高いのかもしれません。
例えば今在来軸組工法が坪90万円ぐらいで出来るとしたら、ツーバイフォー工法の場合は坪75~80万円ぐらいで出来るのではないでしょうか。

いまいちピンと来ないという方に家の本体だけの総額で見てみましょう。

〇在来軸組工法の場合
坪90万円×30坪
=2700万円
〇ツーバイフォーの工法の場合
坪75~80万円×30坪
=2250~2400万円

ということは同じ坪数でも400万円~500万円ほどの金額が変わってきます。だからこそ、建築費をなるべく抑えたい方や家の間取りよりもキッチンやお風呂などの仕様に費用を掛けていきたい方にはとてもおすすめです。

★なんで安くなるのか?
その理由はおおまかに2つあります。
1つは従来軸組在来工法で使う予定だった木材をさほど使わなくて済む。
2つ目は職人の工期や能力です。在来工法と比べ、パネルをはめ込む作業が主ですので、悪く言ってしまえばさほど技術がいりません。だからこそ大工なりたての方などでも施工することが出来るので人件費を下げることが出来ます。さらにはパンパンはめていくだけですので軸組在来工法と比べすぐ終わりますので、職人の工期コストの縮小につながります。

よってコストが下がるので、メリットの1つとしてご紹介しました。

2.低価格で性能面が優れる

木のパネルを組み合わせて家を造っていくため、高い面剛性や気密性、耐火性に優れています。

わからない方に簡単にご紹介。

面剛性とは・・・地震や台風などの外から加わる力に耐えられる強度
気密性とは・・・
家にある隙間から風や冷気暖気が入らないこと
→ということは気密性が低ければ低いほど家の隙間から冷気や暖気が入りづらいということ。
耐火性とは・・・言葉の通り、熱に強くて燃えにくい性能の事

特に話すこともそんなありませんが、低価格で住宅性能を高めることが出来ます。よく聞く断熱性に関しては関係なく、別で建材を入れなくてはいけないので注意が必要です。

ですが、ツーバイフォー工法で性能がよくなることによって家以外に安くなる部分があります。
それは火災保険です。

ツーバイフォー工法で建てられた住宅のほとんどは国や地方自治体から「耐火性能を持つ建物である」と認識をされます。
よって火災保険の費用も下げることが出来るのです。
ただ、必ず下がるというわけではありませんので、しっかり依頼する住宅会社に確認を取ることをおススメします。

他にも気密性をしっかり取るということは、外気からの空気をなるべく通さないようにするため、外が寒くても暑くても比較的、理想の温度を保つことが出来ます。それによって冷暖房効率も上げることが出来ますし、冷暖房費も下げることが出来るので、1の時に話したように様々なところで掛かってくる費用を抑えることが出来ます。

記事を読まれていかがでしたでしょうか。
ツーバイフォーの方がいいじゃん!!!と感じられた方もいるのではないでしょうか?

結果、ツーバイフォー工法は
〇家づくりに関する初期費用・・・下げる
〇保険などの保証費用・・・下げる
〇冷暖房費などの継続費用・・・下げる

などメリットはたくさんです。
ですが、これだけで決めるのは良くありません。今回は長くなってしまったので次回の記事でお伝えしていきますが、デメリットについてお伝えしていこうと思います。

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