今回は収納の失敗を防ぐためのチェックポイントついて解説していきます。
今ご覧になっているあなたも家づくりをする上で、当たり前のように収納の事を考えられると思います。
その中では、「出来るだけ使いやすくて無駄のない収納」を”適切”な大きさで設置出来ればベスト!と感じると思いますが、なかなかそう上手くはいきませんよね。
現実はそんなに甘くなくて実際の建てた人から話を聞くと収納が足りなかったや使いにくくて、しまいにくい。などの後悔をよく聞きます。
それって住宅会社と綿密な打ち合わせをしても失敗してしまう可能性もあるので、どうすればいいのか?わからないという声がチラホラ・・・。
なので、今回の記事では収納の失敗を防ぐための素人でもチェックできるポイントについて解説をしていこうと思います。
家づくりは勿論ですが、収納も一生使うものですので記事を見て頂いて公開の無いよう知識を付けてもらえれば幸いです。
それではどのようなチェックできるポイントがあるのか1つずつ解説をしていこうと思います。
1.収納量
2.収納の長さ
3.収納までの距離
4.柔軟性
になります。では1つずつ解説をしていきますね。
もちろん何をしまっていくか?今後どんなものが入っていくか?というのを考えるのは大切ですが、具体的な量や場所などの部分もしっかり考えてもらえると尚失敗しにくくなるので、ぜひ心配の方は最後までご覧ください。
家づくりの収納づくりにおいて一般的な大きさの目安は
ネットの記事だと建物面積の12%~13%が理想と言われています。
具体的にどのくらいかというと、例を言えば30坪ぐらいの建物だとすると3.5坪(7畳)ぐらいが理想です。
ただし、経験上ではありますが長期的にモノが増えてくるのを示唆しても15%ぐらいあれば尚いいかなぁと感じます。
なぜかというと、これから新しいマイホーム生活をする上でお子様が部活に入って荷物が多くなったり、旦那様が釣りを始めた~などで釣り竿やグッズ類が増えたりなどマイホーム生活に落ち着いて余裕が出れば出るほど様々なものが増えてきます。
もちろん断捨離が得意な方は、大丈夫かと思われますがほとんどのご家庭では「もしかしたらまた子供が増えて・・・」などで捨てようにも捨てられないのではないでしょうか。
そう考えると予測ベースではどのくらいモノが増えるのかなんていうのは把握できないんですよね。
もちろんどのくらいモノを購入するだろうかを予測して収納量を考えることはとても必要ですが、考えた+2~3%ぐらいの収納量を考えてあげると将来的な後悔を出来るだけ減らすことが出来るのでぜひ検討してみてください。
収納の長さも収納量と同じで非常に大切です。
もし今あなたがアパートに住んでいるとしたら、収納の奥行きってとても浅いですよね。
奥行きが浅いとどうなるかというと、どこもかしこも収納にしまうようになり、奥のモノが取りづらくなる、結果使いにくくなるなどがございます。
それは奥行きの長さも幅の長さも同じことを言えます。
小さいと「とにかく入れる」という心理状態が働き使いにくくなってしまうんです。
収納といえど、使い勝手を考えるのであれば「歩くスペース」を確保したりするためにウォークインクローゼットのようにしたり、間口を出来るだけ広くして一つ一つのモノを見えやすくしたりする工夫もとても必要です。
そうすることによって収納の中身がごちゃごちゃすることなくすっきりとしますので、ぜひ試してみてください。
この収納までの距離も意外と大切です。
せっかく収納を作っても使用する場所と収納場所が離れていると結果的に使わなくなってしまったり使いにくさでストレスになってしまいます。
例えばどういう例が挙げられるかというと
せっかくパントリーを作ってもキッチンからの動線距離が遠いと出し入れが面倒になってとても使いにくかったり、挙句の果てには使わなくなってしまう恐れがあります。
これは当たり前ですが、収納第一で間取りを考えるわけではないので、うまく納めるのは難しいかもしれませんが収納=何をしまう予定なのか?何をメインで使う予定なのか?をしっかり把握してもらい、それに応じた収納配置をしてもらえれば幸いです。
基本的に建物プランニングの段階でどこに何を収納するかなどを全部決めて行って今現在アパート暮らしをしている中で持っているものがしっかり収納できるかを確認して行きます。
この時の注意ポイントとしては、収納場所はもちろん明確にしていかないといけませんが、可能であれば棚の高さや幅を固定しないってことである程度の柔軟性を持たせることが大切になってきます。
例えば○○のラックを置きたいやゴミ箱を置きたいなどを考えたときに事前にどのようなモノを入れるか?さらには大きさまでわかっていたら収納の大きさを決めるのは容易ですが、そんなわけにはいかないですよね。
生活するうえで、色々スタイルも変わってきますし収納するものも変わっていきます。
そういった部分では収納位置を変えられる可動棚がとても便利です。
もしそれでも現状の段階で必要なければ取り外しができるようなものにしておくと、余っているスペースの有効活用にもつながりますのでお勧めです。
最後まとめに入りますが、収納計画においてのチェックポイントは
1.収納量
2.収納の長さ
3.収納までの距離
4.柔軟性
の4つになります。
筆者のおススメはよく最近流行っているもので
バッグin バッグという話を聞いたことありませんか?
それってバッグの中にまた小さなバッグを入れて使いようと分けたり、欲しいものを取り出しやすくするということです。
収納においても同じ考えで良いのかもしれません。
例えばどういうことかというと、
収納in収納ということです。
将来を予測しても、大きさを広くしても様々な生活スタイルの変化の中では、後悔してしまうかもしれないわけです。
であれば、収納をあらかじめ広く取っといてその中に収納ケースなどを入れてこまめに使えるようにする。これは今アパートに暮らしている人でもやっていることかもしれませんが、こういった風にすれば一番事故が減るのではないかなと思います。
よく最近ではうまく収納を使えるようにDIYが流行っておりますが、なかなか簡単に出来るものではありません。
そういった部分でも無印などで自分の理想とする収納サイズを作ってくれたりするので、オリジナルの収納を作るには面白いのでぜひ興味がある方は試してみてください。