今回は結露しにくい3つのポイントについて解説していこうと思います。
当たり前ですが、今ご覧になっているあなたもせっかくマイホームを建てるなら結露しにくくカビの心配がない家に住めるなら住みたいと思っているはずです。
実際、家を考えている最中の方も結露が嫌だという方も多くいらっしゃいます。
やっぱり拭き掃除するのも面倒だし、放置しているとカビなども発生し最終的には健康被害の原因になる可能性もあるので放置はできません。
そこで今回の記事では結露を防ぐための3つのポイントと注意点についてお伝えしていきます。
もし興味がある方は、最後までご覧になっていただき結露やカビを心配しない快適なマイホームを建ててもらえれば幸いです。
結論からお伝えしていきます。
結露対策のポイント3つは、
1.高断熱性の窓
2.容積を増やす
3.換気と気密
まず結露が発生してしまう原因として
空気は温度が高いほどたくさんの湿気を含むことが出来ます。
その温かい空気が冷たいものに触れると急激に温度が下がるので含まれていた水分が飽和して結論になります。
冷たい水などが入ったグラスやコップが良い例です。
よくグラスなどに冷たい飲み物を入れると外側の表面に水滴がたくさんついていますよね。
これも同様で空気中の湿気を含んだ空気が冷たいグラスに当たり、急激に冷やされることによって結露しています。
家も同様に室内が暖房などで温められていて外の空気が冷たかったら同様に結露を引き起こしてしまいます。
特に家族がよく集まるLDKなどは人が常に会話をしていたり、料理などで室内の温度が上がったりなど空気中の湿度もたくさんあるので外気との温度差で結露しやすくなってしまいます。
湿気は湿度が高い場所から低い場所へ移動していく性質がありドアなどは関係なく通り抜けてしまうので、お風呂や脱衣室の湿気が移動して家全体に移動してどこでも結露が発生してしまうので注意が必要です。
ではさっそく本題に入っていきます。
先ほどお伝えした内容からも分かる通り、断熱性の高い窓にすることで窓ガラスやサッシ枠部分の結露を防ぎやすくなります。
どのようなものを採用すればいいのかは
もちろん北海道と沖縄で気候や気温が全く違うのと一緒で地域によって変わります。
基本はアルミと樹脂の複合サッシ以上の性能が良いと思います。
ガラスは2枚のガラスを組み合わせたペアガラス。
アルゴンガスが充填されている製品を選んでいただいて可能であればこの2枚のガラスに挟まれているスペーサーもアルミではなく樹脂にするのがお勧めです。
ただ家を建てる場所が準防火地域だったりすると窓の使用が制限されることもあるので性能と合わせて建築エリアも必ず確認してください。
窓に関連する話だと実はカーテンも重要です。
寝る時などにカーテンを閉めると窓とカーテンの間の温度が下がって余計に結露が発生しやすくなります。
理想は極力カーテンをつけなくていいような間取り設計をすることがおススメです。
ですが人それぞれ好みがあるので、そこは各個人の自由に任せます。笑
これは主にLDKなどの結露対策に有効な方法です。
なるべくLDKの容積が増えるように間取りを工夫することで人やキッチンといった湿気の元が同じなら部屋の湿度が下がるので結露する可能性が低くなります。
例えばお子さんがいるお宅で家族全員で同じ寝室で寝たことある方なら経験したことがあると思いますが朝起きると窓が結露でびっしょり濡れているのを見たことありませんか?
あれは単純な考えです。
狭い空間で家族全員の体から水蒸気が出て室内の湿度が高くなったことが原因の一つになります。
なのでLDKであれば同じ18畳でも2階へ繋がる吹き抜けを設けて容積を増やしたり玄関ホールや廊下をLDKと一体的に使えるようにドアレス(ドアがないこと)でLDK空間全体の容積を増やす方法もあります。
高気密は言葉通りで高い気密性を誇る住宅ということです。
気密性が高いということは、室内の空気が外と入れ替わりにくい。ということです。
もちろん外気の湿気などが入らないため、人が常駐していない限り、湿気が溜まり結露がしやすいということはありません。
ただ、暮らしていく限り人間は水蒸気を体から発します。
水蒸気が発生している中で空気が入れ替わりにくいとなると、やはり結露はしやすくなるということですね。
大前提としてご存知と思いますが、
工事の際に使われる接着剤などから放出される有害物質が家の中にこもらないように24時間換気が義務付けられていて外と中の空気を入れ替えることが出来ますが、ずっと換気されていたら部屋の中が寒くなってしまいますよね。
第一種~第三種など種類があって自動で排気吸気してくれるものもあれば手動で排気吸気をしなくてはいけない機械もあります。
これは第一種の話ですが、今だと熱交換率(換気をする際、外の空気を温めて室内に入れてくれる)があるので割高にはなってしまいますが快適なマイホームライフを行うことが出来ます。
では話はこの辺で終了して最後注意点についてお伝えしていきます。
石油ファンヒーターやガスファンヒーターで暖を取る場合、
燃焼する際に水蒸気も出すので乾燥を防ぐことができる反面加湿の効果もあるので結露の原因になってしまう可能性があります。
なのでファンヒーターをおもな暖房器具にしたい場合には工事費がかかってしまいますが密閉式もしくは半密閉式で排気ガスを外へ出すタイプにするか湿度を調整できる加湿器で乾燥対策をするのがおすすめです。
ここまでご紹介したように家の基本性能や間取りも重要ですが暮らし方が一番大切になってきます。
窓にはよくシャッターがついていますが、そのシャッターを閉めて寝るだけでも結露発生リスクはだいぶ違ってきます。
だからこそ、そういった生活の中から手動でもいいので変えてもらえると少しは変わってくると思いますのでやってみてください。
また、湿度の話になりますが大体室内を50%前後に保つことをおススメします。寝る前に1回だけ換気したり必要であれば除湿器などをつけて室温が明け方になって低下しても結露が発生しないよう温度調整を心掛けるようにしてください。
以上今回はこの辺で終了となりますが、前述にも記載した通り結露はカビ発生などの健康を脅かすものです。
毎回拭き掃除や工夫したりするのも面倒だし、それを放置していると大変なことになりかねません。
もしそれが嫌ならサッシや窓などを事前に高性能にすることをおススメします。
それによって今ご覧になっているあなたが快適なマイホーム暮らしができるようイエログも祈っております。