前回は、不動産屋から掘り出し物の土地を手に入れる5つのテクニックの1~2についてお伝えさせていただきました。
もし、ご覧になっていない方は、前の記事をご覧ください。
今回は3~お伝えしていこうと思いますので、ご興味がある方は最後までご覧ください。
不動産屋から掘り出し物の土地情報を手に入れるテクニックその3は、
不動産屋さんの目線からすると『家を建てる会社が決まっていないお客様』は困ってしまうお客様の種類になってしまいます。
なぜかというと、住宅会社毎に建物の坪単価や売値が違いますよね。
そうなると、せっかく条件に合う土地が見つかって提案したとしても、提案する住宅会社の家が高かった場合、本来予定していた土地の予算が建物に取られてしまって後から条件変更されてしまったり、最終的に予算の関係で新築を諦めて建売される方も少なくありません。
そういう方が多いからこそ、「どうせ探しても決まらない」と思ってしまい、あまり本気で土地を探す気にはなれません。逆に既に住宅会社が決まっているお客様は住宅会社の坪単価に合わせて土地の予算や条件も明確に決まっているケースが多いです。
結論、不動産屋さんの立場で考えると、圧倒的に後者の住宅会社が決まっているお客様は不動産屋さんからの見方が良いということで、住宅会社を決めていないお客様よりも必死に土地を探してくれます。
やはり不動産屋さんも多くのお客様を抱えているので、本気度の高い方に良い条件の土地を優先して伝えていくのが自然の流れだと思います。
なので土地探しから先に進めてしまうのは、狙いエリアの相場観などを把握するためには、もちろん良いですが自分たちの理想の家を建てるための土地探しだということを忘れないでください。
繰り返しになりますが、まずはその理想の家を建ててくれる住宅会社を決めていくとスムーズにコトが運ぶと思いますので、お勧めです。
ちなみにずっと前の記事でもお伝えしたことですが、
『住宅会社によって設計のレベルが全く違います』
もしかしたら自分たちの理想の暮らし、家の価値観自体も色々な住宅会社と会うことで変わるかもしれません。
例えば、土地をネットで調べたとして南道路にした方が良いとか、敷地は大きい方が良いなど良い情報が沢山流れていて、それに沿って土地を探し始める方が多いかもしれませんが、住宅会社のレベルによっては北側道路の土地でも自分の理想とする家を造り上げてくれる可能性もあるわけです。
もし、住宅会社が提案する家が北側道路でも理想が叶えられる家づくりであれば、わざわざ多くの人が欲しがっている南側道路を選ばなくていいことになります。
だとすると、競合する人も少なくなれば、土地の価格も従来考えていた土地よりも安価で済みます。
設計だけでなく、土地探しについても住宅会社がやってくれるケースもあります。
わざわざ土地を見に行ってくれて、住み心地や近所の方に話を聞いたりして、お客様が欲しがっている土地の情報をしっかり聞くことが出来ます。
結論、色々なことを加味しても住宅会社を先に決めておくことの方がメリットが多いです。
ぜひこれから家づくりを考える方は、しっかり信頼できる住宅会社を決めてから、その住宅会社に土地探しをしてもらい、最適な土地を見つけてもらえれば幸いです。
では3つ目は終わりにして、4つ目についてお伝えしていきます。
住宅ローンの仮審査は、ご存じの方も多いと思いますが、家を建てるために借りる住宅ローンを大まかな形で『貸せる顧客であるかどうか』を仮で審査をすることです。本格的な審査ではありません。
ある程度、経験のある不動産屋さんはお客様との話が順調に進んでも、契約直前で銀行からの住宅ローンを受けられないことが判明して話が無くなってしまったという経験を少なからずしています。
なので不動産屋さんの中には、土地を買う予約をする条件として、仮審査を受けてもらうようにしている所もあります。逆に、既に銀行での仮審査を住んでいて、銀行から住宅ローンを貸せますよ。と承認をもらっているお客様なら本気度も伝わってくるし、不動産屋さんも本気になります。
土地を売りたい地主さん側でも住宅ローンの仮審査で通過している方でないとダメと条件を付けている場合もあるので、土地探しをするのであれば審査を遅かれ早かれ受けることをお勧めします。
掘り出し物の土地情報を教えてもらう上でも押し材料になりますので、銀行ローンの仮審査は早めに受けておいた方が得だと思います。