戸建てと賃貸 どっちがお得なの~? ~その弐~

さて、前回はマイホームのメリットデメリットについてお伝えさせていただきました。
今回の記事では賃貸のメリットデメリットについてお伝えさせていただきます。

では早速、、、賃貸メリットについて。それは

1.収入やライフスタイルに合わせて引っ越せる
2.維持費がマイホームに比べて掛からない

では1つずつ解説していきますね。

メリット

1.収入やライフスタイルに合わせて引っ越せる

画像1

まず1のメリットとして収入やライフスタイルに合わせて引っ越せるということです。
小渡場通りで言えば、コロナのような緊急危機で収入が低くなったら、安い家賃の所へ引越して負担を減らすこともできますし、逆に収入が増えたら芸能人が住んでいるような高層マンションに引っ越してステータスを高めたり、様々な所でメリットが発揮されます。

他にも避けられない出来事(転勤)などにおいてにも臨機応変に対応ができますので、賃貸のメリットとして上げさせていただきました。

ただ、実は気を付けてもらいたいことがあるんです。
何かというと、もし仕事を失ってしまったり、業績不振で給与が下がってしまうと、『安い家賃の場所に引っ越すコト自体が難しくなる』可能性が少なからずあるということをぜひ知っておいてください。
シビアな話になってしまいますが、新たに賃貸を借りる場合、どんなに家賃が安いアパートなどでも働いていなかったり、家族構成のバランスに対して給料面が少なかったりすると入居を断られる可能性が高くなります。

もちろんそうですよね。

アパートなどを所有している大家からすれば家賃を払えるかどうか不安な人に賃貸として貸すのはリスクが大きいからです。
だからこそ、今回の記事だけで判断するのではなく、賃貸だから不景気になっても安心というわけではないことを頭に入れていただければ幸いです。

コロナのような危機って稀ですが、その時は自分だけではなく不動産会社もしかり、個人の大家さんも厳しかったりします。
入居審査も通常以上にシビアに見たりします。
だからこそ、賃貸で点々とする場合などは要注意ですが、しっかりそこを見極めて判断していただければ幸いです。

2.維持費がマイホームに比べて掛からない

画像2

2つの目のメリットとして、維持費がマイホームに比べて掛からないということです。
まさしくその通りでマイホームみたいに固定資産税などが発生しないし、雨漏りなどの家の修繕が必要になったとしても、大家さんの義務で修理してくれるので、余分な費用がかかりません。

ただ、賃貸は退去する際の傷や汚れをきれいにする原状回復費は長く住むほど高い金額を請求されるので、賃貸に長く住んでいく上で必要な経費として見落とさないようにしてください。
これは個人ごとですが、昔大阪の1Kのマンションに住んでいて、いざ退去をするときに、修繕費用として35万円請求されたことがあります。

気を付けなくてはいけませんね!笑
ではメリットはここまでにして、次にデメリットについてお伝えさせていただきたいと思います。

賃貸のデメリット
1.他の住居人が壁を挟んでいること
2.老後に引っ越しをするのが大変

です。

デメリット

1.他の住居人が壁を挟んでいること

画像3

マイホームのメリットでお伝えした内容と少しかぶると思いますが、上下左右の住人と音の問題で、揉めてしまう可能性があります。自分自身もお子さんがいる家庭であれば、お互い様なので多少は理解してもらえると思いますが、全員が同じ環境ではないということです。
中にはご主人が夜勤や変則勤務だったりすると昼間の時間帯に周りの音が気になって眠れないなど生活に支障をきたす場合もあります。

結構最近では特に、家を建てる理由として『家賃がもったいない』という理由がトップですが、『上の階の人がうるさい』などの理由でマイホームを考えられる方も多いようです。

こちらも経験談ですが、、、私が今住んでいる賃貸の上の階の人は潔癖症なのかどうか、、、というぐらい朝7時、夕方18時、夜の22時ぐらいの1日に合計3回ぐらい掃除機を掛けています。
私は特に騒音などまったく気にならないので、平気ですが他の方からしたら嫌ですよね。
そこの他の住人への配慮が出来る方とそうでない方が別れてしまうので、運悪く配慮が出来ない方と隣接してしまった場合、気になるポイントなのかもしれません。

では次にデメリット2つ目は、

2.老後に引っ越すのが大変

画像4

老後に引っ越すのがとても大変だということです。
だんだんと社会問題になってきていますが、老後に自分たちだけの生活にあった広さで年金で払えるぐらいの家賃のところに引っ越そうと思っても、高齢者は孤独死の問題があるので、実は貸してくれる賃貸が限られています。

一度でもその賃貸で亡くなる人が出たら、隣に住んでいる人が出て行ってしまったり、変な噂が立って新しい入居者がつかなかったりと、家賃収入で生活している大家さんからすると一つもプラスなことがありません。なので場合によっては、家賃の安いところへ引っ越せずに年金や貯金を切り崩しながら家賃を払って、それでも払えない人の家賃滞納が世間では社会問題にもなっています。

例えばマイホームなら老後までに頑張って住宅ローンを払い続けていれば、あと固定資産税や10年に1回の定期的なメンテナンスや火災保険だけで済みます。
その頃には家の価値はほぼ0に近くなっているので固定資産税も安くなっていることがほとんどです賃貸よりもお得に暮らしていくことが出来ます。

住宅ローンを組むことは不安ですが、しっかり将来を見据えたライフプランニングをして、それに沿う形で無理のない範囲で人生計画をしていけば仕事や住宅ローンだけに追われず、自分の趣味や家族との時間を楽しみながら、マイホームで豊かな暮らしが実現できるはずです。

最悪のリスクヘッジとして若いうちにいくらでも働いて稼ぐことができますが、老後は物理的にどうにもならない部分もあるので、よっぽど老後の蓄えがたっぷりある人以外は、今回の賃貸デメリットはしっかり考えた方が良いと思います。

まとめ

最後、まとめに入りますが、マイホームは賃貸に比べて
1.部屋の広さがある
2.他の住居人に気を使う必要がない

っていう住み心地の面で大きなメリットがあります。確かに3,000万円~4,000万円という大金を長期にわたって住宅ローンで返済する不安はあると思います。ですが長期的な視点を見ていったら大きな金額になるのは賃貸も同じですし、明確なライフプランを作ってでマイホーム建築すれば住宅ローンの支払いが苦しくなっては経営破綻してしまうリスクもありません。

マイホーム=資産になりますので、自由がきいたり、好きな時に売却もかのうです。いずれお子さんやお孫さんに譲る選択肢も出てきます。
逆に賃貸は
1.収入やライフスタイルの変化に合わせて住み替えできる
2.税金も掛からない

ただ、子育て世代の人にとっては、他の住人に迷惑を掛けてしまうなど、それが嫌でマイホームを建てる方もたくさんいます。

結論どちらもメリットやデメリットがありますが、
例えば何があっても継続的に貯金が出来る人は、マイホームも賃貸もどちらも選択肢に入れていいと思います。
老後も安心だし、コロナのような危機が起こってもある程度リスク回避できるので、安心です。
逆に貯金が苦手やできないという方は、マイホーム寄りなのではないかなと思います。マイホームは言い換えれば長い借金をしている資産のようなものです。家の資産価値は最終的に0に近いほどになってしまいますが、それでも資産として住む場所を与えてくれます。

ただ、最終的に判断するのは今ご覧になっているあなたです。

しっかり自分自身と向き合って自分はどっちがいいんだろう?と判断してもらい、方向性を決めていただければと思います。

共有する

イエログへの質問や
住宅会社についての質問があれば
お気軽にお問い合わせください。

© 2023 IELOG