今回は予算オーバーしやすい家の買い方について解説していこうと思っています。
そして最後に予算の上手な減らし方についても簡単にご紹介させていただきますので、興味がある方はぜひご覧ください。
皆様はマイホームを建てるとき、可能なら予算内におさめたいのが本音ですよね。しかし、実際に蓋を開けてみたら予算オーバーになってしまっている。こんなことがありますよね。
それが原因で住宅ローンの支払いが厳しくなってしまったり、思っていたより貯金を切り崩すことになったり、、、最悪、家づくりを諦める方もいらっしゃいます。
それは初めてマイホームを建築される方によくあったりすることなんです。
よく最近では、家づくり勉強会やセミナーなどをやっている住宅会社も多くいるので少なからず家の買い方を勉強出来ますが、それだけで失敗しないかというと実はそうではありません。だからこそお客様は余計不安になってしまいます。
だからこそ、今回の記事では家づくりで予算オーバーしやすい買い方3つに関してご紹介し、これからの家づくりの後悔をできるだけ減らしてもらいたいと考えています。
では結論からお伝えしていきます。
予算オーバーしやすい家の買い方は3つ。それは、、、
第3位 資金計画が甘い
第2位 比較検討をしないで住宅会社を決める
第1位 希望を整理が出来ていない
では1つずつランキング3位からご説明させていただきます。
予算オーバーしやすい家の買い方第3位は
3.資金計画が甘い
資金計画という言葉は家づくりを考えている方はよく聞くと思います。
資金計画とは言葉通り、『資金を計画』することです。
今の生活を踏まえた上で、
どのように住宅ローンを組んで、どのくらい調達するのか?
どのように住宅ローンを返済していくのか?
自分の予算はどれが適正なのか?
資金計画はしっかり考えると無数に考えられますが、一言お伝えすると今の生活を踏まえながら”無理なく”住宅ローンを返済することがとても重要です。
この資金計画を最初にしっかり作ることができれば、8割ぐらいは予算オーバーを防げると思います。
注文住宅を選ばれる場合だと資金計画をしてから家づくりをしても必ずこの金額になるということはわかりません。
だからこそ、初めに理想の建物と土地、諸経費を合わせて全部でいくらになるのか、ここを概算で試算することが重要です。さらには自分の理想の家を叶えようとした際にいくら必要なのか?など考えることがいっぱいです。
よくお客様と住宅会社の打ち合わせで資金計画をせずに、プランのヒアリングをしている住宅会社もいますが、厳しい言い方で言うと論外です。
予算が潤沢にある方は別にしても、多くの方が予算ありき、日々の生活ありきで住宅を考えます。
概算の予算でも少なからず決めた上で住宅を決めていく。これが理想になります。
では簡単に例をお伝えしていくと
例えば、
〇希望エリアの土地が水道工事や地盤工事など合わせて1,200万円
〇希望の建物が30坪で税込2,000万円
〇その他オプションで200万円
〇諸経費で外構工事や銀行の手数料などなど全てひっくるめて600万円
だったとしましょう。
上記のものを合計すると4,000万円が理想のマイホームだったとします。
この予算に対して、ローンが通る方であれば問題ないですが通らなかったときは振り出しに戻ってしまいます。
せっかくのマイホームなのにテンションが下がってしまいますよね。
だからこそ、先にやっておくべきことは
予算どのくらいなら無理せず生活できるのか?
予算どのくらいまで銀行が貸してくれるのか?などを決めておくことが必要です。
実際に支払う予測を考えてみましょう
先ほどの4000万円で住宅ローンを組んだ場合
〇変動金利(金利0.5%だとして) はじめの月々の支払は103,834円
〇固定金利(金利1.3%だとして) 月々の支払いは118,592円
になります。(あくまで概算です)
はもしかしたら払っていけるかもしれませんが、これを一生払っていくことは可能ですか?例えばある程度の年齢にいったら奥様はパートをやめるかもしれないし、会社の業績が悪くなったら給料は落ちてしまうかもしれない。様々なことがあるので注意が必要ですよね。その詳しい話はこの後説明させていただきます。
予算どのくらいなら無理せず生活できるのかが重要
よく多くの住宅会社で行っているのが、ライフプランです。
ライフプランとは、現状の生活を踏まえていきながら10年後、30年後など将来的に考えても無理なく生活できるかを数字上で試算した一種のツールです。
今現在はコロナで失業した方もいれば残業代がなくなり、収入が減った方など収入面が安定しないご家族がたくさんいらっしゃいますよね。
さらには予期せぬ出来事や行事など掛かってくる費用はたくさんあります。
それらを鑑みて、『こんなことが起こってもウチは大丈夫!』という風にしておかなくてはいけません。
他にも考えることはたくさんあります。ご夫婦の年収はもちろん、お子さんの人数や学校などの進路、毎月の生活費や年1の旅行、車とか家具家電の買い替え費用など将来で見ても多額の費用が掛かってくる可能性があるということですね。そういった掛かってくるお金の話をヒアリングさせていただいて、そこにマイホームで掛かってくる費用(毎年の固定資産税や火災保険の更新費家、修繕費など)も予備費として計上して行きます。
このライフプランをきっちり未来を見据えて計画することで、かなり詳細に掛かってくるお金がわかっていきます。
ライフプランが終わったら事前審査をしていきます。
予算どのくらいまで銀行が貸してくれるのか?
銀行からお金を貸してもらえるのか?もし貸してもらえるとしたら幾らぐらいまでOKなのか?実際に銀行に事前審査をして行きます。
いざ審査をしてみると場合によっては貸してもらえないこともあるし、借入希望額からマイナス300万円の結果が出るなど審査してみないとわかりません。
仮に融資が通らなかった場合は、問題点を解決しないと話が進められません。
色々と間取りプランを決めていたが融資が通らなかったとなってしまったら全てが水の泡になる可能性がありますので注意が必要です。
結論お伝えしますと、家を建てるうえで資金計画は非常に重要です。
しっかり先を見据えながら、そして間取りプランをやる前に資金計画やライフプランをしていくことが必要です。
よく資金計画をやっている会社がほとんどだと思いますが、知識がないせいか雑になっている会社もいますが、お客様自身はそれだと心配になってしまいますよね。しっかりお客様のために細かいところまでやってくれているのか?も見極めるのもお客様自身です。
心配であれば、FP(ファイナンシャルプランナー)などもやっているので、そこに行ってみるといいかもしれません。