では、今回の記事は前回に引き続き、家づくりのスケジュールを狂わす事象についてお伝えしていきます。
では、今回は第二位からお伝えしていきます。
家づくりのスケジュールを狂わす要因、第二位はこちら▷
今これから家を建てる方で、親族から土地を借りて家を建てようとしている人がいるんじゃないでしょうか。そういう場合って、ただ土地を借りれば住めるかというとそうではなくて、役所に様々な許可をもらうための申請を出さないといけません。場合によっては半~1年など掛かってしまう場合もありますので注意が必要です。もちろん2~3ヶ月で済んでしまうような申請などであればいいのですが、1~2年単位で申請に時間がかかるとなると完全にスケジュールは崩れてしまいます。ただ、それだけではありません。申請の中には、結論その土地での建築許可が下りないことも稀にあるので、土地があるからウチは大丈夫!と家が建つまで安心しないよう対策を練っておくといいでしょう。家づくり終盤ぐらいまで差し掛かってきて、結局建てられませんでした。となるとモチベーションを維持するのも難しいですし、全て1から考え直さなくてはいけません。しっかり後悔しないよう注意してください。
基本的にどんな所で時間が掛かってしまうかというと、良く土地を探していると、地目と言われる、土地の種類が田んぼや畑の場合ってありますよね?
実はそういう場合でも農地転用をすれば宅地に変えられることが出来るのですが、中には簡単に変えられない土地も合ったりするんですね。青地、白地みたいな感じで農地の中でも種類があって・・・という話をしてしまうと、とてつもなく長いブログになってしまうので、やめておきます。。。笑
繰り返しになりますが、親族に土地が借りられるからやご両親に土地を譲ってもらうなどで安心だけはしないでください。しっかり住宅会社に伝え調べてもらうといいです。ちなみに古い家の建て替えなどでも同じようなことが適用される可能性があるので注意が必要です。土地を持っていても安心ではないことは伝わりましたでしょうか?多くの理由があるのでご注意くださいね!!あとはよくあることだけ一つお伝えしてTOP2は終了できればと思います。
それは購入予定の土地が境界確定がなされていない場合などです。
???境界確定とは???
隣の土地との境目をしっかり法律の元、境界線を区切ることになります。
よく土地の四隅を見ると杭が刺さってたりします。もし刺さっていれば協会がしっかり確定されているということです。仮に刺さっていなかった場合、隣との土地の境目が明確になっていない場合があります。仮にその境界がわかっていない土地だと土地の許可申請のために隣地との境を明確にする境界確定という作業が必要になる場合があります。隣の土地の地主も同時に立ち合い境界を決めていきます。ですが、境界をどのラインにするかなどで隣と揉めたりして、境界確定がなかなか進まないことも少なくありません。土地の許可申請はお客様にとってはあんまり馴染みがないし、予想外に起きてしまうので、家づくりのスケジュールを狂わす原因の第二位としました。なので土地をすでにお持ちの方、親せきや親族が譲ってくれる方は注意しながら家づくりを進めていただければ幸いです。
では最後です。家づくりのスケジュールを狂わす堂々の第一位は
ローン審査は名前の通り、住宅ローンを借りる際に銀行がちゃんと返済能力があるかどうかなど借りる人の情報をいろいろ調べることです。現在の勤め先や勤続年数、収入、他に借りているローン、過去の支払いやローンの支払い状況などを確かめながら審査をします。何千万という大金を貸すわけなので、それ相応の調べをするということです。大きな会社に勤めている人や、年収の多い方はすんなり貸してもらえそうですが、実はそう簡単な話じゃないです。もちろん、中小企業より大企業に勤めていた方が属性は良くなるので、ポイントは高いですが、一番重視するのは、その人個人の信頼性が最も見られます。審査結果としては4000万円貸してほしいけど、3000万円までしか貸せませんよなど、そもそも一円も貸しませんと厳しい回答が返ってくることもあります。細かく言うと、○○銀行で融資を受けたいとなったとき、まず一番初めに行うことが、事前審査です。これに通らないと基本的には本審査はしません。
だからこそ、結論を伝えると審査になかなか通らないと、その分審査を通すことに時間を費やしてしまう。むしろそこが通らないと先の話をしても全てが時間の無駄になってしまいますので、早い段階で事前審査だけでも決着をつけておくといいでしょう。
一つポイントをお伝えすると、住宅ローンを扱っている会社でも審査基準は全く違います。
少しテンションを下げる話をすると、
フラットや最近でいうと、アルヒさんなどは比較的事前審査が通りやすかったりします。だからこそ話は進めやすいのですが、本審査で落ちることが非常に多いので注意が必要です。
他にも信用金庫さんでたまにローン審査を受けたい、もしくは住宅会社が「うちの提携している住宅会社は○○信用金庫だからここを通そう」と言われても、信用金庫は銀行と比べて住宅ローンは通りにくいのが現状です。
そもそもの役割として信用金庫は中小企業のお助け部隊としての役割が強いので、個人のましてや住宅ローンに関しては力をそこまで入れておりません。
簡単な注意ポイントですが、これから遭遇する可能性もあると思いますので、注意してみていただければ幸いです。
話を元に戻しますが、住宅ローンの事前審査だけでも遅い金融機関で1週間~2週間。ずっと通らなければ〇週間も時間を使っていくことになります。
また、たくさんの金融機関を掛けて通るところを探そうと思うのはやめた方がいいです。
なぜかというと、全ての金融機関にはどこどこの銀行に先に審査をしたなどの情報は出回ってしまうからです。
例)A銀行で審査をしたのち、B銀行に審査をすると・・・
B銀行は、○○のお客様はA銀行で先に審査をしている。という情報が知れ渡っているということです。
これが何回も続いてしまうと、とても金融機関に印象が悪いんですよね。
理想は3~4個ぐらいの金融機関(銀行2行、フラット、JA)など分けて、それで通らなかったら、少し時間を空けた方がいいかと思われます。もしくは頭金をためていく方がいいです。少しでも金融機関からの評価を上げていく方法を考えてもらった方が先決です。
様々な理由がありますが、やはり住宅ローン関係で時期がずれることが特に多いので、第一位にさせていただきました。
結論、家づくりの進め方って住宅会社によって違いますが、先に解決しなくてはいけないことは家のプランや間取りのことではないということですね。
資金関係や親関係、土地関係など先に解決しなくてはいけない事象が沢山あるわけです。
だからこそ、注意が必要です。繰り返しになりますが、住宅会社に行ってから、住宅のヒアリングなどをされて次のアポでプランという会社は昔であれば主流でしたが、今でやってしまうと自分自身に火の粉が飛びかねません。
しつこいようですが、まず資金や土地さらには身内関係など解決しなくてはいけない部分を解決してから家づくりに進んでいただければ、失敗は防げるのではないかと思いますので、ぜひそうしてみてください。